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≪脳科学的にみた≫YouTube育児に隠れたリスクとメリット
こんにちは!脳育インストラクターおかみつるです。

長く続くステイホーム期間…
保育園が休園になってしまった…!
長期休みにストレスがたまって仕方ない…!
など、これまでと違う日々に大変さを覚えている
ママたちも多いではないでしょうか。
そんな時、ついつい頼ってしまうのが
テレビゲームやYouTube。
今回はそんなテレビゲームやYouTubeが
育児をするうえで子どもへ与えるメリットと隠れたリスク
についてお伝えします。
正しい知識は子供の脳育を助け、
ママのストレス軽減・育児の楽しさを得られるようになりますので是非ご覧ください。
①YouTube育児が子どもに与えるリスクと要因
②時間厳守で得られるYouTube育児のメリット
③脳の発達のため最も必要な1つのこと
上記内容を、下のライブ配信動画ですべて学ぶことが出来ますので動画も見てみてくださいね。
①YouTube育児が子どもに与えるリスクと要因
YouTubeに限らず、テレビやゲームといった映像を見るだけの行為は、
かねてから脳科学的に”脳を衰えさせる”と言われています。

動画を見るとき、脳の中でも視覚と聴覚を司る後頭葉と側頭葉という2つの部分を使うのですが、この部分だけを長期的に使うことで衰えてしまうのが前頭葉という部分です。
この前頭葉は、脳の中でも”人間らしさを司る理性脳”と呼ばれており、
瞬発的に湧いてくる感情を理性に従い抑え、目標に向けて自己抑制をしてくれる働きがあります。
しかしこの部位が、動画を見ているときはほぼ働いていないんです。
目の動きも限定的で、眼球運動が大きな刺激となる前頭葉の働きを衰えさせてしまうというわけなんですね。

例えば公園へ行くとき。
「まずは靴下を履いて靴を履きましょう」といっても、
面倒に思った子は
”いやだ!”
と履いてくれなかったという経験、ありませんか?
子どもだと当たり前ともいえる反応ではあるのですが、これも前頭葉が発達していると、「自分は公園に行きたいから、いまは靴下を履いて靴を履く必要があるんだ」と、とっさに判断でき、”いやだ!”という気持ちを抑え、素直に靴を履くようになるんです。
このように、前頭葉が発達していると、将来的に勉強や運動など、どんなことにも自分から意欲的に行動を起こしたり、集中力をもって何かを成し遂げたりする子どもに育っていきます
ついつい頼りがちなYouTube動画やゲームですが、幼児期にこれらの見過ぎは思考を停止させ、生活バランスも崩し、脳を委縮させてしまいます。
これは既に脳科学的に解明されていることなので、
動画を長く見せるYouTube育児には、こうした大きなリスクが隠されているのです。
テレビを長く見ることの多い高齢者も、同じ原理で認知機能が低下し、
認知症を誘発してしまうことで、いま世界の脳科学者は警鐘をならしています。
②時間厳守で得られるYouTube育児のメリット
「脳科学の先生はYouTube見せないですよね?」
とよく聞かれるのですが、
答えは「NO」。
見せてますよ~!
人によってもちろん考え方は違いますが、私は「バランスの良い経験をすること」を育児の中で大事にしています。

この先子どもたちがスマホやYouTube、テレビ、パソコンのない環境で生きて行くことはありえないですよね。
脳は、”経験をすること”で育っていくので、これらをまったく知らない、というのは、これからを生きる子どもたちにとって逆にリスクであり、知見を広げる上でも必要なものツールであると考えるからです。(これは個々人で意見に差があります)
ではどう活用したらいいの?というママへ
1日の中で、トータルの視聴時間を決めましょう。
脳科学研究の中で、適切な時間の考え方は様々ありますが、
私の考える理想は最長1日1時間以内です。3歳以下の子は30分が理想です。
このくらいの時間であれば脳の萎縮を考えることなく、
動画などの現代のITを上手く育児に取り入れることが出来ると思います。
必ず1時間は超えないようお子さんとルールを決め、
超過しないように意識してくださいね。
③脳の発達のため最も必要な1つのこと
これまでお伝えしたように、前頭葉は脳の部位の中でも私が最も重要と考える
”自己抑制”や
”目標達成へ向けた努力”
を可能とする働きを持つこと
はお分かりいただけているかと思います。

この前頭葉を発達させるために最も必要なことは”睡眠”なんですね。
え?それだけ?と思われるかもしれませんが、そうなんです。
特に脳育に大事とされる0~3歳に、脳をリセットさせてくれる”睡眠”は脳の発達を最も助けてくれます。
むしろ、睡眠がなければ脳は発達しません。
YouTubeを見せる時間を設けるのであればなおさら、睡眠をしっかりととらせてあげてくださいね。
【月齢別】理想の睡眠目安時間(昼寝含め)
0~1歳は14時間以上
2歳半~11時間ほど
育児に完璧はなく、適度に息抜きすることも大切なので、
ゲームや動画などと上手なお付き合いが出来ると
逆に良い刺激になることもあります。
メリットとデメリットをしっかり理解し、脳科学を味方につけ脳育することで、
才能あふれる子どもへと導いてあげましょう。
今日ご紹介したのは、脳科学のほんの一部。
お伝えしたいことがまだまだたくさんあります!
子どもの成長ももちろんですが、ママの負担を軽減できるのも脳科学の良いところ。
下記より無料で色々な育児を助ける脳育ノウハウをお伝えしているので
興味のある方はチェックしてみてくださいね。