こんにちは、脳育コンパス主宰のおかみつるです。
今日は多くのママから質問をいただく「モンテッソーリ教育と脳科学育児の違い」について詳しくお話ししたいと思います。
目次
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は100年以上の歴史を持つ世界的に広まった教育法です。
この教育法の基本的な考え方は、「子どもには自分自身を育てる力が備わっている」というものです。
モンテッソーリの考え方では、子ども自身が主体的に活動し、自分で選んだ遊びや活動に集中することで才能を開花させていきます。
大人の役割は子どもに教え込むのではなく、子どもの自発的な学びをサポートする環境を整えることです。
モンテッソーリ教育を実践している幼稚園や保育園では、子どもたちが自由に選べる遊びの環境が用意されています。
例えば、積み木のコーナーや制作コーナーなど、テーマごとに区分けされた場所があり、子どもたちは自分の興味に従って好きな場所で遊びます。
自分が興味を持ったことに集中して取り組むことが大切にされています。
脳科学育児(脳育コンパス)とは?
一方、私たち脳育コンパスの脳科学育児は、脳の発達に基づいた育児法です。
脳を満遍なく育てていくことをコンセプトにしています。
脳科学育児では、子どもの脳の発達段階を理解し、その時期にふさわしい刺激や経験を提供することが重要だと考えます。
特に3歳頃までの幼少期は、脳のシナプス形成が非常に活発な時期で、この時期にさまざまな経験をさせることで、子どもの脳の発達を促進できます。
私たちの脳科学育児では、子どもの発達を5つの脳の部位に分けて考え、それぞれの発達をバランスよく促していきます。
お子さんの得意なことは伸ばしつつ、苦手なことも適切なスモールステップの遊びを通じて楽しく克服できるよう導きます。
モンテッソーリ教育と脳科学育児の大きな違い
モンテッソーリ教育と脳科学育児、両方とも素晴らしい教育・育児法ですが、基本的な考え方に違いがあります。
1. 子どもの主体性と大人の関わり方
モンテッソーリ教育:子どもの自発的な活動を最重視し、大人は基本的に見守る立場です。子どもが興味を持ったものを自由に選んで取り組み、自ら学んでいくことを重視します。
脳科学育児:子どもの自発性を大切にしながらも、バランスの良い脳の発達のために、大人が積極的に関わります。特に苦手な分野に対しては、お子さんが楽しめるスモールステップの遊びを工夫して提供し、誘導していきます。
2. 得意・苦手への対応
モンテッソーリ教育:子どもが自然に手を伸ばす活動(得意なこと、好きなこと)を中心に発達を促します。子ども自身の選択を尊重するため、苦手な分野は避けられる可能性があります。
脳科学育児:得意なことはもちろん伸ばしますが、苦手なことも適切なアプローチで取り組むことで、苦手を得意に変えていくことができると考えます。幼少期は脳の可塑性が高く、苦手なことでも適切な関わりで得意に変わる貴重な時期だと捉えています。
3. 現代社会における育児環境への対応
モンテッソーリ教育:自然な環境の中で子どもが自ら学ぶという理想的な状況を前提としています。
脳科学育児:現代の生活環境(狭い住居、メディアの普及、公園での制限など)では、子どもが自然と全ての能力を発達させるのが難しい現状を踏まえ、意識的に脳の発達をバランスよく促す必要があると考えています。
脳科学育児のメリット
脳科学育児の大きなメリットは、子どもの苦手分野も楽しく得意に変えていけることです。
私たちのコミュニティ「脳育コンパス」で多くのママが体験していることですが、子どもが苦手だった分野に対して適切なスモールステップの遊びを提供し続けた結果、数年後にはそれが子どもの大好きな得意分野に変わっていることがよくあります。
また、脳育コンパスでは脳の発達について学ぶことで、お子さんの行動や発達の段階を客観的に理解できるようになります。
「うちの子はこれができない」と他の子と比較して心配するのではなく、「今はこの段階で、次はこうなる」と冷静に観察できるようになります。
さらに、朝15分、夜15分という短い時間でも、意識的に関わることで効果を出せるのも脳科学育児の特徴です。
忙しいママでも無理なく続けられる方法を提案しています。
モンテッソーリの良さも取り入れよう
私自身、モンテッソーリの考え方も大好きで、手作りおもちゃの作り方や環境設定の工夫など、参考にしている部分がたくさんあります。
脳科学育児では、モンテッソーリの「自由遊び」の考え方も取り入れています。
理想的なのは、朝15分、夜15分の脳科学育児の時間で意識的にバランスよく脳を発達させる関わりをし、それ以外の時間はモンテッソーリ的な自由遊びの環境を用意して、子どもが自分で選んで遊べるようにすることです。
どちらの方法が合うか
どちらが良いか悪いかではなく、ご家庭のスタイルや価値観、そしてお子さんの特性によって合う方法は異なります。
大切なのは正しい知識を得た上で、自分の家庭に合った方法を選ぶことです。
脳科学育児は特に、現代社会で育つ子どもたちの脳のバランスよい発達を意識的にサポートしたいと考えるご家庭におすすめです。
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特に、自己抑制力や感情のコントロールといった現代の子どもたちが育みにくくなっている能力の発達させ方についても詳しくお伝えしています。
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お会いできることを楽しみにしています!