こんにちは、脳育コンパス主宰のおかみつるです。
「夜中に何度も起きて泣かれて、寝不足…」
「寝かしつけがうまくいかず、毎晩が戦い…」
そんなお悩みを抱えているママやパパも多いのではないでしょうか。
特に、1〜3歳くらいのお子さんを育てているご家庭では、昼間は元気いっぱい遊ぶけれど、夜になるとなぜか何度も目を覚ましたり、急に泣き出したり…。
「この子、ちゃんと寝られてるのかな?」と心配になることもありますよね。
今日は、脳科学の視点から「夜泣き」と「お昼寝」の関係を紐解き、誰でもすぐに実践できる“脳が喜ぶお昼寝ルール”をお伝えしていきます。
目次
「夜泣き」はがんばっている脳のSOS
実は、夜泣きの背景には「脳の使いすぎ」や「情報の処理が追いついていない」という、脳の疲労が隠れていることがよくあります。
大人でも、仕事や考え事で頭がパンパンになっているとき、なかなか眠れなかったり、何度も目が覚めたりしますよね。
子どもの脳も、まさにそれと同じような状態になることがあるのです。
特に最近の子どもたちは、五感を刺激される環境の中で日々たくさんの情報を受け取っています。テレビやスマホの音、にぎやかなおもちゃ、保育園や遊び場での新しい経験…。
もちろん、これらは成長にとって必要な刺激でもありますが、「刺激を受けっぱなし」になると、脳が休む暇を失ってしまいます。
その結果、夜に脳が興奮状態のままでリラックスできず、「何度も起きる」「寝付きが悪い」といった状態になるのです。
お昼寝の質が夜の眠りを左右する
ここで大切なのが、「日中に脳をどう使うか?」という視点です。
実は、お昼寝には脳の疲労をやわらげ、情報を整理し、夜の睡眠をスムーズにする大きな役割があります。
ですが、タイミングや長さを間違えると逆効果になることも…。
そこで、私がおすすめしているのがこの3つの「脳がよろこぶお昼寝ルール」です。
脳がよろこぶ!3つのお昼寝ルール
1. 午前中はたっぷり五感を使う
お昼寝の質を高めるためには、午前中にしっかり体を動かすことが大切です。
五感を使った遊び(砂遊び、水遊び、自然とのふれあいなど)を通して、脳に心地よい疲労を与えることで、お昼寝への導入がスムーズになります。
2. お昼ごはんの後は、脳のクールダウン時間
お昼ごはんを食べたら、すぐに寝かしつけ…ではなく、少し静かな時間を取りましょう。
絵本を読む、ママのおひざでお話をする、お部屋の明かりを落とすなど、「ゆるやかに眠りに入る準備」をすることで、脳の興奮が自然とおさまっていきます。
3. お昼寝は15〜30分以内、毎日同じ時間に
お昼寝の長さは短すぎても長すぎても逆効果。目安としては15〜30分ほど。
特に夕方遅い時間に長く寝てしまうと、夜の入眠がスムーズにいかなくなることがあります。
また、毎日だいたい同じ時間にお昼寝することで、体内時計も整いやすくなります。
パパも一緒に関われる仕組みをつくる
そして、ここで忘れてほしくないのが「パパの存在」です。
私がこれまで関わってきたご家庭でも、パパが日中の育児に少しでも関わるようになった途端、子どもの睡眠の質が大きく改善したという事例が本当に多くあります。
大事なのは、「完璧な育児」をパパに求めることではありません。
「パパも自分を見てくれている」「一緒に過ごす時間がある」
その感覚が、子どもの脳を落ち着かせ、眠りにつながるのです。
- お昼寝前の静かな時間に、パパが絵本を読む
- 好きな子守唄を一緒に歌う
- パパの手で、子どもの背中や頭を優しくなでる
- 「今日は何が楽しかった?」と静かに話を聞いてあげる
無理せず、できることから
子育てって、本当に毎日が初めての連続で、正解がわからなくて不安になることも多いですよね。
でも、子どもの脳のしくみを少しでも知っておくと、
「なんで寝てくれないの?」という疑問が、「ああ、今は脳が疲れているんだな」と受け止められるようになります。
そしてその小さな“理解”が、ママやパパ自身の心の余裕にもつながっていくんです。
もっとラクに、もっと楽しく育児をしたいあなたへ
脳育コンパスでは、子どもの脳の発達段階に合わせた関わり方をお伝えしています。
夜泣きだけでなく、イヤイヤ期・言葉の発達・感情のコントロールなど、ママやパパが日々向き合っているリアルなお悩みも、脳の発達という視点から見ると、対応の糸口が見えてきます。
子育てで悩んだとき、「なぜこの行動が起きるのか」を脳科学の視点から理解できると、イライラが減り、適切な関わり方が見えてきます。
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今回のブログでは、お昼寝の工夫で夜泣きを減らす方法をご紹介しましたが、脳の成長と子育ての関係は、実はもっと奥深いものがあります。
「もっと早く知りたかった!」というお声を、参加者の9割以上の方からいただいています。
ご興味がある方は、ぜひ一度のぞいてみてくださいね。
育児が“我慢”ではなく、“家族の成長”に変わる一歩になるかもしれません。