
みなさん、こんにちは!
脳育コンパス主宰のおかみつるです。
今日は3歳児神話は本当なのか?
脳科学的に解説します。
この記事でこんなことが学べます。
①3歳児神話とは?3歳までが大事と言われる根拠
②子どもとの関わり方と、脳育の取り組み方
①3歳児神話とは? 3歳までが大事と言われる根拠
3歳までの間は母親が育児に専念し、関わりをもって愛情を注ぐべきという言説。
「3歳までは何より”親との愛着”が大切であるが、親と関わりがない場合、愛着の形成が途切れ、子どもの発達が全般的に遅れてしまうから」
という、発達心理学者がたてた仮説からきているとされる。※諸説あり
発達心理学の視点からの説であり、子どもの成長については心理学でも様々な論文が存在するので諸説ありますが、
私はこの言説がすべて間違っているとも合っているとも思いません。
脳科学的に見ると
”3歳までが重要”
という考えは正しいと考えています。

人間の脳は3歳までに約80%、6歳までに90%、12歳までにほぼ100%完成するとされています。
そこから脳が発達することはほぼありません。
これは世界的に数々の論文で述べられていることで、
ユニセフの「世界子供白書」にもこのことが記載されています。
3歳までにほとんどできあがってしまう脳が
人間が一生使う脳の土台を作りあげてしまうのです。
従って、”人間らしい地頭”を身につける上で3歳までの子どもとの関わり方はとても大切です。
このお話をすると
「保育園に通わせたらダメなの?」
「ずっと一緒に居ないといけないの?」
というお声をたくさんいただくのですが、そうではありません。
保育園もそうですが、様々な環境で子どもの脳は育ちます。
そんななか、お子さんの成長を見極め、
成長度合いに合わせて脳を育てていけるのは
一番身近にいる家族です。
それに、日中仕事や家事で忙しいママでも
15分など短い時間であっても
脳育となる遊びをすることで、
しっかり脳は育てられます。
実際、私はフルタイム勤務をしながら脳育に取り組んだため、
会社に行く前と帰宅後の15分〜30分程度しか使っていませんでした。
②子どもとの関わり方と、脳育の取り組み方
0~3歳は本能にしたがって行動しがちなので、
親がなにかをやらせようとしてもなかなか難しいものです。
私が伝えたい脳科学のひとつは、
「苦手で興味がなかったものにも興味を持つよう促す」
ために活用できることです。

また、早期学習としてで「嫌がる勉強を強制的にやらせる」わけでもなく、遊びの中で楽しく学んで行けるので、
どんな子どもでも前向きに取り組めるのが脳科学育児なのです。
自己抑制や空間認知など、
生きていくために必要な要素を遊びという体験を通して学び、
「様々なことに興味を持ち、目的意識を持った才能あふれる子」
を育てることができるようになります。
脳科学に基づいたコミュニケーションを持続すると、
・語彙力アップ
・空間認知力がつく
・手先が器用になる
・色んなことに耳を傾けることができる
など、目に見える成果も現れます。
そんな風に成長していく子どもをみると、
ママ自身もすごく嬉しくなりますよね。
他の子と成長を比較したり、いろんな知育玩具を試したり、
習い事に行かせないといけないかと考えたり焦る必要がなくなり
お子さん一人ひとり、まったく違う人間ですから、
子どもの成長を喜びながら、楽に楽しく育児ができるようになる。
だからこそ、成長を実感しながらより愛情を注げるようになり
結果的に、しっかりとした脳の土台を持った子になるんです。